巡礼・お遍路の足跡
最上三十三カ所観音霊場
最上札所一期 最上札所二期 最上札所三期
20/9/13〜20/9/16 20/9/28〜20/10/1 20/10/12〜20/10/14

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最上札所一期

  最上札所は、歩いて巡ることを基本にしましたが、長い距離でしたので途中、電車やバスなどを使いました。

  秩父と違い、笈摺に重ね印や御詠歌を唱える方がほとんどでした。

  以前は、50年に一度の御開帳でしたが、近年になって子歳に行うようになったとのことです。

  先々の札所でとても親切にしていただき、ありがとうございました。

  秩父札所を結願した後、最上札所で子歳総開帳が行われてことを知り、お写経をして9月13日から巡ることにしました。

  生まれて初めての山形の土地なので全く知識がありませんでした。

  まずは自然環境からということで、全県地図や五万分の一の地図を購入し、次に「最上観音巡礼」の本を読みました。


 
平成20年9月13日 家を出るときは晴れていたのですが、若松観音へ向けて歩いているときから雨となりました。

  雨の中、途中から杉木立の古参道を歩いて、11時15分
最上一番札所 若松観音 鈴立山 若松寺に着きました。

  観音堂の前には回向柱が建っており、五色の綱が観音様の指と繋がれてました。

  納経所でお軸と納経帖に御朱印をいただき、美味しいお菓子とお茶をご馳走になりました。

  12時10分に
若松観音 鈴立山 若松寺を発ちました。

  雨が降る中、リンゴやブドウ、ラフランスの果樹園が続く中歩くのは楽しかったです。

  湯殿山や金華山、大神宮の大きな石碑がありました。

  十八夜塔の石碑は初めて見ました。

  有名な山寺を通り越して目指す
最上二番札所 宝珠山 山寺千手院まで残り20分となった処で仙山線のガードをくぐりました。
  
  仙山線の線路を越して千手院に着きました。

  観音堂でお参りして納経所で御朱印をいただきました。

  17時40分仙山線山寺駅から宿のある山形駅へ帰りました。

  
平成20年9月14日 前日とは違い、晴れてお天気に恵まれました。

  途中で雷が鳴りましたが、小降りで済みました。

  山形駅からは電車で漆山駅まで行き、ここから歩きました。

  
最上三番札所 千手堂 守国山 吉祥院ではお祭りが行われており、子どもたちや地元の人たちが大勢集まって神輿を担いで町内を練り歩いていました。

  ここはかつては最上壱番札所であったとのことでした。

  バス停まで歩いて行きますと、住職さんから「七番札所に行くのだけれど乗っていきませんか。」と誘われましたが、順打ちなのでお断りしバスを利用しました。

  
最上四番札所 大慈山 圓應寺は新しい観音堂でとても綺麗でした。

  境内には、善光寺地震如来が祀られてました。

  延文二年(1357)の板碑や百観音霊場・四国八十八箇所参拝記念碑もあり、私も是非廻りたいと思いました。

  次の札所を目指して歩いて行くと、お蕎麦屋さんがありました。

  お店にいたほとんどのお客さんが「げそ天蕎麦」を頼んでいたので食べてみたら、とても美味しかったです。

  途中に、馬見ヶ崎川のそばの道に芋煮会の大鍋がありました。

  五番札所へ行く橋を渡ると、河川敷には沢山の団体が芋煮会をしていました。

  
最上五番札所 唐松観音 唐松山 護国寺の観音堂は断崖絶壁の上に建てられており、「よくこのような所に造れたなあ」と感心しました。

  千歳山公園に入ると、
最上六番札所 平清水観音 清水山 耕龍寺はすぐにありました。

  
最上七番札所 岩波観音 新福山 般若院 石行寺では薄暗くなっており、お参りが終わって山形駅の方へ帰る頃には真っ暗になってしましました。

  
平成20年9月15日 お天気に恵まれましたが、暑かったです。

  
最上八番札所 六椹観音 六椹山 宗福院までは山形駅から歩いていきました。

  お参りが済んでバス通りに出るとちょうどバスが来ましたので乗りました。

  蔵王スキー場行く途中のバス停で降りて急坂を上りました。

  
最上九番札所 松尾山観音 金峰山 松尾院の観音堂は、茅葺きの屋根なので地元では維持するのに相当苦労されているようでした。

  バスに乗り、
最上十番札所 上ノ山観音(湯ノ上観音) 水岸山 観音寺で降りると、お寺さんは温泉場の中にあり、鬼瓦がとてもユーモラスな顔をしていました。

  
最上十一番札所 高松観音 高松山 光明院では、お孫さんに手を引かれたお年寄りの光景に出会い、微笑ましかったです。

  
最上十二番札所 長谷堂観音 長谷山 長光院では、直江兼続が主人公のNHK大河ドラマ「天地人」で有名な長谷堂合戦の舞台とは知りませんでした。

  そういえば「天地人」の幟が観音様の紅い幟と一緒に立てられてました。
  
  納経が終わって納経所を出て歩き始めたとき、若夫婦に「車に乗っていきませんか」と誘われました。

  お断りをして次の札所へバスで行こうとしましたが、バス停の時刻表を見ると乗るバスはもうありませんでしたので、諦めてtaxiで山形の宿へ帰りました。

  
平成20年9月16日は、濃霧に覆われた朝でした。

  フルーツライン左沢線の羽前山辺駅で降り、
最上十三番札所 三河村観音 観音山 常福寺の途中まで高校生と一緒に歩きました。

  交差点では二列縦隊で信号を変わるのを待ち、交通ルールをきちんと守る高校生に感心しました。

  三河観音では、境内に入ると上手な声のお経が聞こえてきました。

  納経所でお話をすると、伊豆修善寺から見えたお坊さんとのことでした。

  
最上十四番札所 岡村観音 金剛山 正法寺へは電車で羽前長崎まで行き、後は歩きました。

  お寺さんへ行く途中からNHKドラマで有名なおしんさんの家へ行かれそうでしたが、真っ直ぐお寺さんへ向かいました。

  山形県は、NHKドラマと関係が深いんですね。

  岡村観音では町探険の子どもたちと会い、担任の先生とお話をしました。

  
最上十五番札所 落裳観音 京集山 観音寺へは最上川の平塩橋を渡りました。

  この川が、芭蕉の俳句で有名な最上川なのかと感慨深くなりました。

  しかも、川の水が南から北へ流れているのが不思議でした。

  落裳観音の御朱印所ではフルーツをご馳走になり、ありがとうございました。

  次の札所へ行く途中でお昼のお蕎麦を食べました。

  ここでもげそ天蕎麦を勧められ、美味しかったです。

  
最上十六番札所 長岡観音 長岡山 長念寺は、町中にありました。

  ここで十八夜塔のことを伺いましたら、事典を持ってきて説明してくださいました。

  ありがたかったです。

  帰ってからこの本を図書館から借りて幾度も読みました。

  寒河江駅の脇には神輿会館がありました。

  今回の最上札所廻りでは、予定通り三泊四日で十六番札所まで廻ることができました。

  次回は十七番から卅番まで巡る予定です。

最上札所二期

  
平成20年9月28日今回からは朝早くから行動できるのに便利な交通手段として、東京の八重洲通りから夜行バスを利用しました。

  朝、4時45分に雨の上がった寒河江に着きましたが、バスの着いた場所は思っていた寒河江駅からは遠く、しかも辺りは暗くて自分のいる場所が分かりませんでした。

  バスの事業所やコンビニの人に聞き、何とか前回通った場所に来て安心しました。

  
最上十七番札所 長登観音 寒河江山 長登寺までは歩いて行くしかありませんでしたので、ひたすら歩きました。

  途中から氷雨も降り、虹も出ました。

  8時過ぎに朝ご飯のおにぎりを食べ、腹ごしらえをしてまた歩きました。

  8時24分ようやっと長登観音に着きました。

  御朱印所の庭は、綺麗なお花で一杯でした。

  観音堂へは急な石段を上った処にありました。

  次の札所へ行く途中、
瑞宝山 慈恩寺に寄りました。

  大きな伽藍には風格のある本堂や三重塔、山門などがありました。

  ひたすら歩いて15時過ぎに
最上十八番札所 岩木観音 恵日山 慈眼院に辿り着くことができました。

  ここの札所には青苧権現が祀られていました。

  お参りが済み、最上川の土手を歩く頃には、辺りは暗くなってきました。

  サクランボ果樹園の中の道では、頭にライトを、腕とリュックには反射板を付けて歩きました。
  
  19時前に、今晩泊まるさくらんぼ東根駅近くの宿にようやっと着くことができました。
  
  約40q歩いたので、さすがに今日は疲れました。

  今日一日無事過ごせたのも観音様のお陰です。

  
  ありがとうございました。

  平成22年9月29日 宿から最上十九番札所 黒鳥観音 東根山 秀重院まで歩きました。

  昨日と同じでサクランボ果樹園の中を歩きました。

  途中で鉄砲のような音が何回も聞こえました。

  昨日も前回も同じような音が聞こえてましたが、射撃場があることが分かりました。

  見晴台からは冠雪の月山がよく見えました。

  苦労してデジカメで撮しました。

  
最上廿番札所 小松沢観音 青蓮山 清浄院への途中で、今までに見たこともない大欅に出会いました。

  大正十五年内務省から天然記念物の指定を受けていました。

  雪の観音様を拝んでから、小松沢観音までの山道は結構ありました。

  石段を上ると大わらじの仁王門が出迎えていました。

  髭の生えている二王様がユーモラスでした。

  山を下り、村山駅からバスに乗り、途中の追分で降り、
最上廿一番札所 五十沢観音 如金山 喜覚寺まで歩きました。

  観音堂は山の中にあるのでお寺さんに荷物を置いて歩きました。

  御朱印所の喜覚寺の住職さんにはお世話になりました。

  お陰様で16時40分の市営バスに乗ることができました。

  尾花沢バス待合所で17時18分仙台からの急行バスに乗り、18時過ぎ新庄に着きました。

  
平成20年9月30日 朝はひどい濃霧でしたが、新庄から尾花沢まで急行バスで行きました。

  尾花沢からは市営バスで
最上廿二番札所 延沢観音 祥雲山 龍護寺まで行きました。

  
御朱印所の方からはよくしていただき、御詠歌のテープまでいただきました。

  
最上廿三番札所 六沢観音 光沢山 円照寺の山門には鉢巻きをした二王様、どことなくおとぼけの顔をしたお馬さんがいました。

  
最上廿四番札所 上ノ畑観音 宝沢山 薬師寺では、山門が鐘楼を兼ねていたので、面白いなと思いました。

  ここから「おしんさん」の
銀山温泉まで足を延ばしてみました。

  ここでお昼を食べたお店の方から尾花沢まで車で送って頂きました。

  助かりました。

  
廿五番札所は松尾芭蕉も宿泊したお寺さんだそうで何か不思議な感じがしました。

  
平成20年10月1日 濃霧の中、最上川に沿って歩きました。

  最上廿九番札所、最上廿七番札所を通り越して最上川の亀井田橋を渡り、
最上廿六番札所 川前観音 川前観音堂に辿り着きました。

  
御朱印所にはストーブがついており、地元の人が交代で詰めて納経に応じていました。

  この札所から最上川の流れを松尾芭蕉も眺めたことでしょう。

  来た道を戻り、
最上廿七番札所 深掘観音 香林山 清行院の観音堂に入ると地元の人たちが観音講を開いていました。

  ここでも地元の人たちが納経に応じてました。

  また、廿九番札所を通り越して最上川の大橋を渡り、
最上廿八番札所 塩ノ沢観音 塩沢山 曹源院に着きました。

  ここの御朱印所でのお話から
旧観音堂へ行くことにしました。

  広い田圃の中を突っ切ってどこまでも歩きました。

  説明された処になかなか着けないので電話で聞きましたら、お寺の方が車を飛ばしてきて再度案内してくださいました。

  有り難かったです。

  旧観音堂とは思えないほどきれいに整えられておりました。

  慈覚大師作の千手観世音の厨子の扉を開けてお参りしました。

  何回も通り越した
最上廿九番札所 大石田観音 石水山 西光寺をお参りしました。

  ここには松尾芭蕉の句碑がありました。

  最後に
最上卅番札所 丹生村観音 鷹尾山 般若院をお参りして新幹線で帰りました。

最上札所三期

  
平成20年10月12日八重洲通りからの夜行バスで新庄駅前に着き、陸羽東線で赤倉温泉駅で降りました。

  冬を思わせる強い北風の中を歩きました。

  
最上卅一番札所 富沢観音 浪高山 東善院 光清寺の観音様は馬頭観音でした。

  さらに北羽前街道を歩いて
最上番外札所 向町(世照)観音 臥龍山 天徳寺をお参りしました。

  ここの観音様は出羽百観音霊場の百番結願所でもありました。

  
最上卅二番札所 太郎田観音 慈雲山 明学院をお参りしました。

  どこの札所の観音堂も納め札がいっぱい貼られてました。

  ここではお参りに見えた方から金色の納め札をいただきました。

  大堀駅から陸羽東線の電車に乗り、新庄まで戻りました。

  奥羽本線に乗り換え、羽前豊里駅で降り、最後の
最上卅三番 庭月観音 庭月山 月蔵院を目指して歩きました。

  ここまで長い道のりでしたが、ようやっと
結願することができました。

  ありがとうございました。

  
平成20年10月13日 結願した翌日、山形から高速バスで湯殿山神社をお参りしました。

  湯殿山は紅葉が最盛期でした。

  ここの神社は松尾芭蕉の句「語られぬ湯殿にぬらす袂かな」にありますように、一切語ることも撮影もできない御神域でした。

  
平成20年10月14日 鶴岡からバスで行き、羽黒センターで降りて杉並木を歩きました。

  国宝羽黒山五重塔を眺めてから、一の坂、ニの坂、三の坂を汗をかきかき歩きました。

  11時前に出羽三山神社に着き、参拝しました。


  私なりに最上観音霊場が結願出来たお礼に湯殿山、出羽三山を参拝したいと思っておりました。

  神社境内を散策して羽黒山頂からバスで鶴岡に、急行バスで山形に戻りました。

  結願出来た悦びを胸に収め、山形から新幹線で大宮に帰りました。